ぶどうができるまで
ハウス栽培のぶどうができるまで
ぶどうを育てるのはとても手間がかかり、体力的にもつらい作業です。
それでも愛情かけて育てたぶどうが元気に育ち、実をいっぱいつけた時のよろこびはひとしお!
「田中ぶどう園」のハウス栽培のようすを、ご紹介します。
1月~3月の作業
1月から2月
ハウス用のビニールの準備
数軒で組を組んで、各家のハウス張りを協同で行う。
※ハウス張りのような大変な作業は、農家同士で助け合って共同で作業をする。
→結という制度でいまでも残っている。
3月
鳥よけの網を天井へ張る。
時期が遅くなると、ぶどうの新芽が伸びて、網張作業が困難になるため、天井はこの時期に張っておく。
4月の作業②
シべレリン処理1回目。
一房一房を適期かどうか見ながらの処理を、約2週間続ける。
シべレリン処理は、種を抜くために成長促進剤(商品名 ジベレリン)を房に含浸させる作業。
1回目の処理は、含浸したかどうかを判別するために、赤い食紅を混ぜ色を付ける。
(1つの房に行う作業)
肩きり⇒ジベレリン処理2回⇒傘着せ 述べ4回
約1,000㎡に1万房
耕作面積全体⇒5,000㎡×1万房/1,000㎡×4回=200,000回の作業
※栽培の作業は、これ以外にも⇒芽かき、枝押さえ、摘芯、間引き、粒間引き(大粒ブドウ)
6月中旬~8月下旬まで収穫販売
朝6時半ごろ、収穫。
収穫後、悪いところを所を取り除き、大きさごとに分けて、机上に並べる。
デラウェアは、6月中旬~8月中旬収穫。
ピオーネは、7月下旬~8月下旬収穫。
シャインマスカットは、7月下旬~8月下旬収穫。
ハニービーナスは、8月上旬~8月中旬収穫。
「田中ぶどう園」のある日の作業風景(2015年5月撮影)
2015年5月のある日、「交野タイムズ」さんから直撃取材を受けました。