ぶどう生産者:田中ぶどう園からみなさまへ

神宮寺ぶどうビネガージャム デラウェア&ピオーネ Blend

ぶどう生産者:田中ぶどう園からみなさまへ

交野神宮寺田中ぶどう園 田中 万亀夫

交野神宮寺田中ぶどう園
田中 万亀夫

田中ぶどう園では神宮寺ぶどう栽培を活性化させ持続可能な地場産業となるように、当園のぶどうを使った加工商品「ビネガー」と「シロップ」を2015年から販売しております。
これまでは青果のぶどう販売しか行っていなかったので、当初は加工商品を扱うことに戸惑いがありました。
そんな中、この加工商品の開発等に関わっていただいた方々やお客さまのご厚意に支えていただき、今日までこれらの商品の販売を継続することができております。

お陰様で神宮寺ぶどうのビネガーとシロップは、「大阪もん」や「交野ブランド」といった認定を頂き、地元のお土産としてもご愛顧いただくようになってまいりました。
これもひとえにみなさまのご厚意と感謝しております。
一方で「ビネガー」や「シロップ」は、1本あたり200mlで1,200円(税込)と比較的高価格のため、お客さまから「500円程度の商品にしては?」というご要望等をいただいたことが少なからずありました。
それ以来、ワンコイン程度で購入でき日常的に使える商品を考えていました。
ただそうは申しましても、小規模なぶどう農家が加工商品を扱うことへの戸惑いの気持ちもあり、なかなか新たな加工商品に取り組む踏ん切りがつかない状況が続いていました。

そんな状況の中、「ビネガー加工後の残った原材料を使ってジャムができないか」という提案をいただきました。
これができれば、加工後の残った原材料を廃棄する必要がなく、環境への負荷も多少なりとも軽減できます。
加工後に残った果肉や果皮は、ビネガー(お酢)とぶどう本来のポリフェノールをしっかり含有しているので、健康的な商品になることは間違いありません。
またデザインやアイデアなどの新しい付加価値を持たせることで、新しい製品に生まれ変わるアップサイクルにもつながるのではないかと考えました。
これらの効果を考えた時、気持ちの中にあった加工商品を扱う戸惑いは払拭されていました!

以上の様な経過を経て、今回の「神宮寺ぶどうビネガージャム」は誕生しました。
ぶどうビネガーやぶどうシロップと同様に合成着色料や甘味料、保存料等を一切使用せず、素材の風味を大切にひとつひとつ手作りの安全で安心な商品となっております。

地球に、食べる人に、作る人に、三度やさしく

地元交野の神宮寺ぶどう100%から作られた「地球と体においしいジャム」を地元のお土産として、また日常の食卓でご愛用頂きますようよろしくお願い致します。